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『IoT基礎講座』第一章 IoT入門 2

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第02話「IoT CES 2019」

今年も正月明け早々の1月6日から,アメリカのLas VegasでInternational CESが大々的に開催されました.日本においては「国際家電見本市」などと呼ばれますが,この名称はすでに時代遅れで『家電』でも無ければ,見本市という側面も一部を表しているだけとなっています.

実際,主催者の名称が,かつては「CEA:Consumer Electronics Association」と言っていたものが,いまでは「CTA:Consumer Technology Association」と変わっています.本来であればCESの名称も,従来のConsumer Electronics ShowからConsumer Technology ShowであるCTSに変わるべきなのかもしれません.ただ,CESの名称が知れ渡ってしまっていることから,今後も変わることは無いと予測されます.さて,そのCESですが,話題は人が搭乗できる「パッセンジャー・ドローン」【写真1】や,「自動車の自動運転」,生活支援を行う「スマート・シティ」など多岐にわたっていました.

中には肉のかわりに,豆を材料として肉のように見せかけたもので作ったハンバーガー【写真2】なども出展されており,参加者に無料の試食が提供されていました.これなどElectronicsは微塵も関係ありません.

こうした展示内容を,目的ではなく手段の着眼点で見てみると,少々面白い特徴が見えてきます.その一つが,Raspberry-Piのような安価であって性能の高いプロセッサモジュールの登場で,開発における実験環境などを構築するハードルが著しく低下しているという点です.

実際,自動車の自動運転に関する装置を開発している企業が,装置を動的展示する際において,周辺状況というような,対象となる装置に各種情報を伝達するための,いわゆる治具をRaspberry-Piを用いて,容易に準備することができるようになっています【写真3】.

つまり,「ちょっとやってみよう」のハードルは,一昔前と比較して格段に下がっています.こうしたRaspberry-Piをはじめとする安価な部材を効果的に使いこなすことによって,いろいろな実証実験を容易に始めることができます.しかもInternational CESのような18万人もの参加者が集まる展示会において,堂々と展示できるレベルのものが作成できます.

次回,第三話以降は,実際にRaspberry-Piの様な機器を使って,いろいろなことをやってみようと考えています.